陰に咲くドクダミのように...

Eテレの経済学番組、「オイコノミア」が好きで、又吉を知った。

又吉は「火花」を著し、芥川賞を受賞した。

ふと、劇団ひとりの「陰日向に咲く」を思い出した。

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明日ブックオフにいこう。

 

 

ところでこのタイトル、なかなか面白いと思ってるし、イメージが膨らむ。

「かげ」という言葉は、現代ではマイナスのイメージとして使われているだろう。

古文単語「かげ」は光のことを表すことが多く、「つきかげ」は月明かりのこと、、、なんて高校生の時習ったっけ。

でもまぁ、「影」は光があるところにできるものだし、「光の中だからこそ影が目立つ」という見方も、ありなんじゃないかな。

 

中学校の理科では、「暗く湿ったところに生息する」...なんて説明されるドクダミ君。

君はひまわりにはなれないし、ひまわりと違って好む人も多くないでしょ。

でも僕は、君に尊敬っていうか、知恵っていうか、そう、シンパシーを感じていたんだ。

 

生存戦略として日影に移った君と、心の中では「成人式に出頭する」と思ってた僕とは事情は違うと思う。

でも、その境遇や取り扱われ方に、シンパシーを感じていたんだ。

王道を往かず、けものみちすらないところをただまっすぐ生きる。

そんな不器用な生き方、応援されずとも、非難はしないでほしいなぁ。

なんて思いながら、のらしそ、影として日向に、光として日陰にに生きる。